例としてこのようなオレンジの★をシルクスクリーン印刷で印刷するとします。
データを基にシルクスクリーンの版を作成します。
版は、印刷する部分のみ網状に抜けています。ここの網目をインクが通って、対象物に印刷されます。
(イラストの網目はデフォルメで粗くなってますが、実際の網目は非常に細かいものです。)
印刷する対象物の上に版を置き、版の上にインクを乗せ、スキージと呼ばれる専用のヘラでインクを押し付けるように伸ばします。
押し付けられたインクは、版の網目を通り、対象物へ移り印刷される仕組みです。
ちなみにこのシルクスクリーンの版を作成するには、実際に印刷する色にかかわらず、黒1色でデータを作成していただく必要があります。詳しくは弊社よりお渡しするデータ作成用テンプレートに詳しく記載してありますのでそちらをご覧下さい。
さて今度は、2色印刷に挑戦です。
オレンジの★とグリーンのStarという文字を印刷します。
一枚の版でオレンジとグリーンを印刷しようとすると、版の上でインクが混ざり合ってしまい印刷がうまく行えません。
よって、1色1枚の版を作成する必要があります。
オレンジの★で1枚、グリーンのStarで1枚作成した版をずれないように器具を使用して1枚ずつ印刷していきます。
このように色毎に版を作成していきますので、ご用意いただくデータも★とStarというように色毎に分けていただく必要があります。
※Photoshop形式(PSD)の場合は、色毎にレイヤーを分けてください。
※Illustarator形式(AI) の場合は、色毎にグループ化してください。
このような2色印刷の場合は、
こんな青用のデータと、
黄色用のデータで分けてください。
シルクスクリーン印刷は非常にパリッとした印象に仕上げることができます。
単色印刷でシンプルなイメージがつよいですが、、1色印刷にもう1色プラスするだけで、かなり豪華な印象にすることができます。
ただ、1色1枚の版が必要になりますので、色数が多い場合は版の費用がそれなりに高くなります。また、版が増えることでの版ズレのリスクが高まりますので、弊社としては3〜4色ぐらいまででお勧めしております。
ぜひグッズの製作は、シルクスクリーン印刷もご検討ください。